軽い運動で直後の記憶力アップ 筑波大の研究チームが実験
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紹介されている研究は健康な若い方の短期記憶を対象にしたようです。
同様の研究は、認知症や高齢者を対象にしたものも多数ありますが、残念ながら今のところ運動がそういった方の認知機能を改善する、あるいは認知機能の悪化を防ぐとする結果は得られておらず、運動の認知症への効果は証明されていないままです。このように、一見良さそうで、テレビでもそう言っているのを聞いたことがあるけれど、実は科学的な根拠が必ずしもないということは多数あります。
まだまだ追加研究が必要な分野の1つですので、今後の研究の進展に注目です。記憶力の測定には、「間違い探し」のような課題が用いられています。
http://www.tsukuba.ac.jp/wp-content/uploads/180926soya-1.pdf
「記憶課題では、似ているが全く同じではない2つの物体の写真を順に提示し、その違いに気づけるかどうかをテストしました」
実験を行うのもなかなか大変そうです。
「健常若齢成人36名を対象に、運動条件と安静条件の2回の実験を、無作為に割り当てられた順序で行いました。運動条件では、10分間のペダリング運動直後(5分後)にMRI装置の中で記憶テストを行いました。安静条件では、運動の代わりに座位安静の後、記憶テストを行いました。」