[東京 18日 ロイター] - 東芝<6502.T>が英国の原子力発電事業子会社ニュージェン売却の可能性について、カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメント<BAMa.TO>と協議していることがわかった。

関係者によると、ニュージェンの売却を巡り買い手として有力視されていた韓国電力公社(KEPCO)<015760.KS>は今年6月に優先交渉権を失ったが、なお同公社を含む複数の企業が候補とみられており、その中からブルックフィールドの名が浮上した。しかし、同社との交渉はまだ早期の段階にあると同関係者は話している。

ブルックフィールドとの交渉について、東芝は「ニュージェンが置かれている状況を踏まえ、引き続き、英国政府をはじめとしたステークホルダーと相談し、KEPCOへの売却含め、あらゆる選択肢を検討していく」(同社広報)との立場を示した。一方、ブルックフィールドはコメントできないとしている。