医師の残業月100時間超 神戸の病院に是正勧告
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注目のコメント
これは院内での残業時間のみをカウントしたものだろうと思います。実情をお話しすると、これに加えて、院外で自分の患者さんに適用できそうな研究論文を探す、読む、自分の研究を進める、論文を書く、医学雑誌の編集をする、セミナーを企画する、開催する。これらは院内での業務時間にはカウントされませんが、立派な「仕事」の時間ではあります。
やらなくてもいいのでは、と言われればそれまでですが、やらなければ、自分の成長も、患者さんへの最善も、医療の発展も、教育の普及も得られません。やりたくてやっているし好きだから、仕事とすら思わず続けられますが、好きではなくなってしまったら、仕事と思ったら、と考えると怖いですね。
医師の残業を減らすためにできそうな対策については、以前に記載しましたのでご参照ください。
https://newspicks.com/news/3266450/さて、東京の某ブランド病院に続き、中央市民ですか。
働き方改革されることには期待していますし、過重労働で医療を支えることは是とすべきでないのにも同意します。
しかし、見せしめ的に勧告をして、あそこがやれるなら他もやれるだろうという論理を持ち込もうとするのはいかがかと。。。確かに救急受け入れ件数は日本一で、他も大学病院級というかそれ以上の件数をたたき出してはいますが。神戸にあり、京大系の中核関連病院で、指折りの人気研修病院である人的資源の少なくない病院であるという要素もあります。
東京の病院は、患者側には比べられるわけではないのでわからないかもしれないですが、医療の質に影響がなかったとは言えない状況です(一応、OB)。
土曜診療がなくなって困ったという明らかな実害も出ていますし。
全国の病院で労基署に問題とされない範囲の残業時間でシフトを組むとどの程度業務に穴が空くのか試算してみると良いのですかね。。。
結局、病院の近くにクリニックを開けて、そっちで病状説明や診察、本院への遠隔指示でしょうか。それとも常勤の病院と非常勤の病院でかけもちでしょうか。そんなことをしないと医療を守れない気もします。（ファミレスでサービス残業するのと似ていますか？）
