【深層】元ソニー出井、高裁長官も名を連ねた「福島電力」の最期
2018/8/30
顧問は元ソニー会長兼CEOの出井伸之氏、監査役には元名古屋高等裁判所長官を務めた中込秀樹氏──。
そんな豪華な顔ぶれが名を連ねていた、あるスタートアップ企業が破産に追い込まれた。
会社の名は、福島電力。「福島復興」を掲げて新電力ビジネスを手がけるべく、2016年10月に新電力会社として設立されたばかりの会社である。
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取材・執筆を担当しました。今回の「こうして企業は倒産する」は、設立わずか2年弱で破産した新電力スタートアップ企業の事例です。東日本大震災からの「福島復興支援」を掲げて事業をスタートさせ、その理念に賛同する形で多くの法人や個人が参集。その中には著名な経済人や法曹関係者のほか、融資していた複数の金融機関も含まれていました。
危ない会社や良い会社を見極めるプロでもあるはずの彼らはなぜ、この会社の問題点を見抜けなかったのか。そもそも会社側に悪意はあったのか、なかったのか。事業性評価における「目利き」の難しさをあらためて痛感させられる倒産事例です。
本編に関連して、下記記事は必見。
破綻の背景にはJEPCO(日本新電力総合研究所)が関係している可能性と、また本編とは関係ないが、福島電力の破綻にともない、新電力他社への影響が大きい。
https://newspicks.com/news/3236349
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