【ドンキ×山手剛人】風呂も書斎も。「家の外部化」が始まる
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ドンキの柳本さんは同社の経営指針である「権限委譲」の体現者です。ドンキという上場企業の社員でありながら、ユックスという新規事業にまつわる全権を経営トップから委ねられており、柳本さんのマインドや行動力は起業家そのもの。
「レッドオーシャンの総合小売業の世界で唯一無比の存在になるにはこういう人材を活かす文化や風土が要るのだなぁ」とシミジミ感じながら対談してました。
これからも応援させていただきます。ドンキのユックスは、「シェアリング×UX×サブスクリプション×サードプレイス×イノベーションのジレンマ×○○」だ!
「居場所」をつくるビジネス!
自宅の中で「稼働率が低いもの」をビジネスの対象に!
「家」が過剰スペックになっていることを解決!
月額1,000円のビジネスモデル!
ユニークなフリースペース事業!
そしてブランド名は「ユックス」。「ゆとり・エクスペリエンス」の略!
ドンキのユックスは、「シェアリング×UX×サブスクリプション×サードプレイス×イノベーションのジレンマ×○○」にリアル店舗の可能性を感じます。これは面白いサービスですね! スターバックスの「サードプレイス」というコアコンセプトではないですが、家の設備を外部化し、「第2の家」を月額1,000円ぽっきりで手にいれることができる、というコンセプトのユニークさ。
単に宅配ボックスやコワーキングスペースでというすでにあるサービスのフォーマットをあてはめているのではなく、ユーザーの行動ニーズからサービスの設計を始めているのが良い。特に↓の話。
「クルマの10台に1台以上くらいは、運転席に人が座っているんですよ。で、何をしているのかというと、スマートフォンを操作していたり、パンやおにぎりを食べていたり、ご夫婦でおしゃべりをされていたりする」
空間の設計が人の思いもよらない行動を誘発するのは面白い。人間中心のデザインにおいて、環境が動物に対して意味を与える「アフォーダンス」の突然変異。原宿の手すりが待ち合わせの椅子になっていたり、大谷石の採掘場が劇場になったり、千代田区のタクシーでたばこの吸い放題が流行ったり、千葉の郊外の駐車場の車内がカフェのような空間になったり。こういうのをたくみにサービス化するのは個人的にとても好きです。