マスク氏:非公開化の「資金確保」表明、きっかけはサウジとの会談
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注目のコメント
記事にあるBlog原文は下記。
ざっくりまとめると、2017年初めにサウジPIFが非上場化について関心があるかとアプローチをしてきて何回かの会談をした。そして直近でPIFがTeslaを5%以上保有した段階でもう一度アプローチしてきて、7月31日に再度会談。その場でPIFのMDが、非上場化のための資金援助を強く表明したとのこと。あとはプロセスを進めるだけだったので「Funding Secured」という表現につながったとのこと。
この会談があり、8月2日に取締役会で提案をし、いくつかのこれまでも支援をしてくれた大株主にも相談をしたうえでTweetに至った。それはどの株主ともフェアに議論をするためには意思を明確に表明する必要があったから、とのこと。
http://bit.ly/2nCZfzc
とはいえ、下記でコメントしたように、何が確定的なのかはとても重要。「~します」と口頭で言うのと、それが厳密に文書でどういう条件のもとで実行されるのかと書かれているのは違う意味を持つ。
資金の有無の影響が大きいから、買収案件ではどこから資金を調達するのか、どういった金額かを発表することも少なくない。プロセスの途中で勝手に発表されれば、ディールが破談になることもある。まだディスクロージャーとしてOKだったのか、予断を許さないと思う。
ちなみに、このBlogを受けても株価は420ドルには程遠く終値で356ドル(前日比+0.26%)、アフターマーケットは354ドル(終値から-0.53%)。
そして下記のサウジは関心を示していないという「関係筋」の否定の報道も、こういうなかでは色々な報道が出てくるという事例。
https://newspicks.com/news/3241887イーロンに、ある意味「スポンサー」が付いてくれたということ。
中東のお金持ちは、本当に時代に必要とされる人をわかっている。
彼のようなタイプの創業者が、ちょっとした発言くらいで株価変動して企業価値が落ちて「資金難」になってしまったら困りますからね。。私はインサイダー情報のプロではないので深入りは避けますが、このメッセージを読むとようはテスラの非公開化は機関決定されていないように受け取れます。その状態で検討事項を決定事項のようにTwitterで流してしまうのは問題ではないかなと思いました。ただ情報を伝えるという姿勢は空売り筋への逆襲という気持ちがあったとしても悪いとは思いません。
まずはまともな広報を雇うか、Twitterをやめることでしょう。
問題発生後黙り込んだFBに比べると、イーロンマスクは憎めないんですよね。すっかり母親目線で見ております。