【解説】優良企業からお荷物へ。西友の「失敗の本質」

2018/8/9
西友の「暗黒史」は今から25年前に始まっていた。
2018年7月、世界最大の小売企業である米ウォルマートが、傘下の西友を売却するとの報道が出た。売却先には、数社の名前が上がるが、株式の評価額や店舗の老朽化から、なかなか買い手がついていない。
かつて「東の西友、西のダイエー」とまで呼ばれた小売業界の優等生は、まぜここまで衰退してしまったのか。
本日は、取締役としてダイエー再生計画を実行した小売業界のプロフェッショナルであるフロンティア・マネジメントの松岡真宏代表に解説をしてもらう。
西友の歴史と、ウォルマートによる西友再生の「失敗の本質」を紐解いてもらった。
(写真:ロイター/アフロ)