【メルカリ】社員に「心理的安全」をもたらすボーナスの仕組み

2018/8/10
「仕事をしなければならない」という状況から、「仕事をしたい」と思うような“エクスペリエンス”(従業員体験)を共有する──。
今、シリコンバレーを中心とする“ニューエリート”は、いかに良い体験ができるかという視点で会社を選ぶ傾向がある。
一方、企業の人事は文化やテクノロジー、空間デザインなどを整えることで、従業員のエンゲージメント(愛着)が高まる組織をデザインすることがミッションになっている。
そんな“エクスペリエンス”を高める上で注目される施策の一つが、「ピアボーナス」という考え方だ。従業員同士が、互いの仕事に対してインセンティブを送り合うことで、メルカリは「メルチップ」と名付けたこの仕組みをいち早く取り入れる。
メルチップの運営を主導するCulture and Communicationsのマネジャー山下真智子氏は、「メルカリが大事にしている3つのバリューの1つ、『All for One』をより浸透させることと、社員のモチベーションの向上が狙い」だと話す。
やり方は、実にシンプルだ。