マイクロソフト、4─6月業績は予想上回る クラウド大幅増収
コメント
注目のコメント
前年同期比で90%近く売上が伸びたクラウドを原動力として、マイクロソフトの決算は売上・利益共に予想を上回った。時間外取引でも株価3%以上あげている。ソフトに加えてゲーム機やラップトップ・タブレットなどのハードの売上も順調に拡大し、売上構成的にはFAMGAの中で最もバランス取れている。全社売上がこの成熟したフェーズで前年同期比17%増というのも凄いし、年間売上で今年は初めて1,000億ドルを超える見込み。この見事なターンアラウンドを主導したナデラの名声は高まるばかりだろう
もはやAIの大本命の地位を確立したサティアナデラMicrosoftはあっぱれ。
クラウドAIの普及とともにどんどん差別化が強まるビジネスモデル、しかしGoogle、Facebook、Amazonと異なりコンシューマフェイスなビジネスではないため公取当局からの逆風は弱い。そこまでがナデラの計算だったとは思わないが、他のIT寡占組に比べていま最も良いポジショニングにいると思います。MSの決算、見出しの通り好調で、アフターマーケットでは現時点で株価は+3.30%と記事よりさらに上がっている。
Q4の売上はYoY+17%(為替影響を排除すると+15%)、営業利益はYoY+35%(同+30%)、純利益はYoY+10%(同+5%)。
記事にあるようにAzureの成長も強いのだが、LinkedInもYoY+37%と大きく成長(スライド7、全売上高に占める比率が5%程度で目立たないが…)。赤字ではあるが無形固定資産の償却除きでは黒字を拡大させながら投資も加速。
あとはWindowsについてはBtoBがYoY+14%の一方でBtoCはYoY-3%(スライド13)。企業でのPCは必要だし買い替えサイクルが一定あるが、一般消費者はお財布が一層PCからは遠のいている。
スライド:http://bit.ly/2JCWsyo
決算資料全般:http://bit.ly/2uOZWbR
前四半期(2018Q3)のPick:
https://newspicks.com/news/2988111