エーザイが急伸、アルツハイマー病の臨床試験で「画期的な結果」
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アルツハイマー病の原因がアミロイドβによるものなのかリン酸化タウによるものなのかはまだ分かっていません。
はっきりと分かっていることは、アルツハイマー病ではこれらが異常に沈着している、という点です。
ただ、これまでの薬剤ではアミロイドβを増やさない、というところまではできていたのですが、今回はアミロイドβを減らすという点でとても画期的です。
今後は臨床試験が行われ、実際にアルツハイマー病が「治る」のか期待していところです。900人弱に対するデータなのでほぼ正確な結果。これは本当に画期的です!
「蓄積の減少を証明」が「解明」ということであれば、本当にすごいこと。ブレイクスルーが起きたということで、あとは微調整なんですね。
「証明」が「ある行為A(投薬?)と蓄積の減少に相関がある」ということであれば、そのプロセス解明はもはや時間の問題。
いやはやエーザイはすごい仕事をしたもんだ。
(追記)
アミロイドβがアルツハイマー病の原因か否かについては、当該結果を踏まえてアミロイドβを減少させまくることで病気が治るか治らないか、進行が止まるか止まらないか、を精査すればよく、たとえ全くの見当違いだったとしても、それは病魔撲滅のためには大きな前進です。
その場合、創薬という視点ではエーザイは大失敗ですが、研究という視点では素晴らしい研究をしたということ。投資家は腹を立てても知る人は知る素晴らしい研究だと。エーザイ、最近の勢いがスゴイ!
本件はアルツハイマーだが、先日はMerckとの抗がん剤分野での提携もあった。アルツハイマーについてもBiogenと進めてきたとのことで、協業についても興味深い。
https://newspicks.com/news/2872873