NewsPicksユーザーと関係者の皆様へ
世界の変化を受け入れることができる人々のために、私たちはQuartzを立ち上げました。そして、産業、経済、テクノロジーほか、多岐にわたる業界の「未来」を見据えたジャーナリズムを追求してきました。
今日はQuartzにおける大きな変革について、お伝えしたいと思います。
ユーザベースがQuartzを買収することにアトランティックメディアが合意、Quartzはユーザベースの傘下に入ることになりました。
私たちは、今回の発表がQuartzのさらなる発展と拡大に繋がると確信しています。そして、世界中のビジネスパーソンに、私たちの本物のジャーナリズムを届ける可能性を、さらに広げるものだと思っています。
創業10年を迎えるユーザベースには、現在、2つのコアビジネスがあります。一つはNewsPicksで、ビジネスパーソン向けのソーシャル経済アプリです。そしてもう一つがSPEEDAで、金融情報とビジネスインテリジェンスサービスを提供しています。
今回の合意の一部として、Quartzは既存のビジネスに加え、米国版NewsPicksのコンテンツに関する責務を引き継ぐことになります。
この合意で最も重要な点は、ユーザベースの達成したい目標が、私たちと全く同じだと言うことです。
それは「世界で最も影響力のある経済メディアをつくる」というミッションです。私たちは、この目標を共に達成したいと思っています。
ビジョンと価値観が共通
NewsPicks は日本国内で、経済ニュースの有料課金モデルに成功し、世界へ拡大するため、Quartzと一緒に組めないかと考えました。
共同創業者の梅田優祐氏は、現在ニューヨークを拠点としており、彼の働きかけから、昨冬にコンテンツ配信のパートナーシップについて議論を始めました。
議論のなかで、両社が抱える読者層や、ビジネスモデルにおいて、補完的な関係が成立すること、そして、ビジョンと価値観が共通することは、早くから明らかでした。
私たちは、梅田氏を知るようになるにつれ、彼とその同僚が本物の起業家であり、私たちが掲げる高い目標に合致する人物だということがわかってきました。彼らは、何がQuartzをQuartzたらしめているのかについて、きちんと敬意を払っており、その上で、野心的にビジネスをはじめることを考えているのです。
二つの企業のバリューにはしっかりとした共通点があります。「大胆さ」「創造性の重要性」「ユーザーファースト」「グローバル視点」。そして仕事にあたる精神、これら全てが私たちの理念と一致しているのです。
共にビジネスをするにあたり、私たちはNewsPicksが成し遂げたコミュニティ運営と課金コンテンツの成功手法を学び、Quartzが過去6年に獲得した読者たちに向け、その成功手法を用いたコンテンツを作っていきたいと思っています。
今回の買収は、Quartzにとって非常に良い時期にやってきました。広告収入は前年比で25〜35%増加し、過去最高を記録することが見込まれています。フルタイムの社員数、グローバルでの読者の獲得はかつてない最高のレベルに達しています。
また、Facebookにおいて力を入れた新しい動画番組を始める準備もしています。AIを用いて、読者がニュースについて質問できる「Bot Studio」をはじめ、「qz.com」バージョン5も間もなくリリースされます。デイリーニュースレターも成功し、栄誉ある「Gerald Loeb Award」を受賞したタイミングでもあります。
私たちはユーザベースがQuartzの買収をすることで、広がる可能性とチャンスが、皆様にも理解してもらえて、共鳴してもらえると思っています。
実は、2012年にQuartzを設立した時、Kevinから読者にあてた手紙の中にこのようなくだりがありました。Quartzは「読者が予期するのと全く違った方向で、いくつかの物事を進める」と。
今回の買収について私たちは、とても興奮しています。そして、ユーザー、クライアント、関係者の皆様が、この変化を享受してくれると信じています。
設立から6年、Quartzはメディアの世界を様々な意味で変革してきました。そしてこれからの未来も、同じ姿勢で挑んでいきたいと思っています。
梅田(中央)とJay(左)、Kevin(右)
Jay Lauf(Quartz共同社長兼発行人)、Kevin Delaney (Quartz共同社長兼編集長)より