40代から取り組むライフワーク
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会社と個人が対等な関係で共同事業をする年棒契約をベースにした「フェロー制度」、20年以上も前に始まっていたんですね。個人へのパワーシフト、企業と個人が「共創」する社会がやってくると思っていますが、時代を先取りした素晴らしい制度であり、それの第一号が藤原さんであるというのは大いに納得。
あと、フランス人の生活信条「アール・ド・ヴィーヴル」〈芸術的生活術〉は本当に見習うところあるなと。2005年頃にパリに住んでいましたが、彼らは、フェット（パーティ）好きだし、ディナーには2時間以上もかけるし、自分の生活術について考えていないようで深い哲学を持っているところが魅力ですね日本の余暇という時間は「余る」「暇」と書きます。要するに、仕事が主でその余りの時間という考え方です。
これを英語ではleisureと言うのですが、leisureの語源は「自由である」という意味があります。ちなみに、古代ギリシアではscoleという言葉がleisureに該当し、これが英語のschoolへと進化していくようです。
仕事が主でその余りの時間と捉えるのか、自由と捉えるのか、教育に繋がるものと捉えるのか、だいぶ違うんですよね。
本文中の「アール・ド・ヴィーヴル」の考え方は今こそ日本でも必要ではないでしょうか。既に遅いくらいに。
働き方改革もプレミアムフライデーもいいですが、僕たちは「遊び革命」を起こしていきたいと思います。リクルート時代のシーマンをつくるずっと以前の斎藤由多加君を連れて来て、『ミカドの肖像』をヒントに「財閥・銀行」というゲームをつくりたい、と西麻布に来たあと、しばらくして、僕、ロンドンに行くことになりました、と挨拶に来たのがつい昨日のことのようです。それから10数年経って、副知事時代に杉並区の民間人校長をやっているというので視察に行きました。都知事を辞めたあと八ヶ岳のテニスに誘っていただきました。これから奈良の校長になるという話でした。会うごとに違うことをやっているところが藤原さんらしいところですね。
