【新図解】知識ゼロから学ぶ「財務3表」のすべて
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記事中盤のイラストで分かる通り、PLでは「売上高(トップライン)から段階的に費用を引いていき、当期純利益を算出」しております。そして最後に残った当期純利益から、株主の配当が行われます。
ポイントは、「会社が各段階で費用を支出することにより、会社の利害関係者(ステークホルダー)に還元がなされている」という点。
ザックリとですが、
売上原価→取引先
広告宣伝費・販促費・R&D費→顧客
人件費→従業員
支払利息→金融機関や社債権者
税金→国や地方自治体
株主還元→株主
こんな感じになります。
これを踏まえると、無理にコストを削減して当期純利益を残すことが善というわけではない事が分かります。どのステークホルダーも、各企業に求める一定の期待値があり、それを企業は超えていかなければなりません。
そのため企業が求められるのは、「付加価値の高い商品やサービスを顧客に提供し、トップライン(売上高)を高めていくこと」なのかなと思います。
注目のコメント
だいたい数字を見ていると脳がすぐパンクする私でなのでとにかく図でわかる、をモットーにつくりました。
具体的な数字や細かい項目はまず置いておいて、この記事で紹介したようにまずはざっくりした図を書いてみると、直感的にわかるものが見えてくると思います。
ほぼ知識ゼロの方からでもお読みいただけるように、なるべく計算式などを出さず、やさしく理解いただけるような内容になったと思いますので、ぜひ多くの方にお読みいただけると嬉しいです!
ご意見ご感想コメントでどしどしお待ちしております・・砂田デザイナーと作りました。
会計の「基礎のキ」である「財務3表」を、8つの要点にしぼり、入門の“教科書”仕立てにしました。私自身、改めてすごく勉強させていただきました。会計を学ぶきっかけになればうれしいです。
PL(損益計算書)、BS(バランスシート=貸借対照表)、CF(キャッシュフロー)の3表をゼロから理解できるよう、さっと読んでも、何度も何度も読み返せる内容になっていると思います。保存版です。得てして難しいと思われがちな会計について、「分かりやすい!」がこれだけ並んでいるコメント欄が、ただただ嬉しい!
簿記は財務諸表を作るためのもの。だけど経理でない多くの人は財務諸表を作る必要はない。でも理解できると、色々なことが分かる。その意味で、個人的には簿記からはいるより、こういった図(本記事とか、過去のSPEEDA総研とか、名著「財務3表一体理解法」とか)からのほうが絶対的にいいと思う。
財務諸表を理解するためには、四則演算しかいらない。あとは、それぞれの意味とつながり。
もちろん深く学ぼうと思えば、人類の英知が詰まったもので、ものすごく奥深い(特にやるほどBSは奥深いと感じる)。ただ、厳密ではなくても、ざっくりが分かって、イメージができると、かなり多くのことをファクトで理解できるようになる。
そして、理解できるようになって使っていくと、もっと理解できるようになる。ぜひ、これで「分かった」「面白い!」と思った方は、自分が気になっている会社を2つくらい選んでみて、本記事にあてはめながらお絵かきしてもらいたい~