シーメンス、発電所向け大型ガスタービン製造事業の売却検討-関係者
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なんと!世界の火力発電はGE、Siemens、MHPS(三菱重工+日立)が3大プレイヤーでしのぎを削っている。
ここしばらくは火力発電は厳しい状況で、三社ともリストラをしている(下記)。とはいえ、主力ビジネスで売却や競合他社との統合検討の憶測が流れてくるというのは、ありうるシナリオと言えビックリ。
ただ、ガスタービンの製造事業だけというのは気になる。儲かるのはメンテナンスだが、メンテナンスをするためにはそもそも最初にタービンを入れなければ始まらない。自社で一貫していれば最初に値引きして後で稼ぐこともできるが、分かれれば取り分について複雑になる。あと、ガスは売るが石炭火力は残すという方針なのだろうか?
https://newspicks.com/news/2776853?利益率が落ちる(例 EBIT一桁)、市場の将来性が不透明(大型タービンの受注予測)。
この2つが重なれば、当然様々な選択肢を検討します。
売却
合弁
自力
オプションとしては、いずれも考え得る選択肢なので、特段驚く事ではありません。
ただ、ここで現在も6%の利益を出している事業を「売却」だけをクローズアップして語る事は抵抗感を感じます。
できれば「二桁利益が見込めない事業の再考に聖域はない」という文脈でとってもらえればと思います。原文 : https://www.bloombergquint.com/business/2018/06/13/siemens-said-to-consider-sale-of-flagship-gas-turbine-business
引用
the potential acquirers for Siemens’s large turbine business, according to Berenberg’s Toennessen, are Mitsubishi Heavy, which could raise antitrust concerns with GE, or Shanghai Electric Group Co.