【田村耕太郎】なぜ、「ムダに戦ってしまう人」が増えたのか

2018/6/25
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第145回(全5回)は、元参議院議員の田村耕太郎氏が登場する。
現在、国立シンガポール大学教授、シンクタンクのフェローとして活動する田村氏が4年前に出版した『頭に来てもアホとは戦うな!』が、最近になってから売れ始め、目下41万部というベストセラーを記録中だ。
内容は、政治家時代に理由なく人の足を引っ張る「アホな人」とムダな戦いを繰り広げてきた後悔、そして、戦わずして、やりたいことを実現する方法が語られている。
人間関係の怒りや悩みが消える、あるいは「アホな人」と戦ってしまう自分もまたアホなのだという気づきがあることなどが、広く共感を呼んでいるという。
田村氏は「日本人はとかく利益にならないことでも人と戦ってしまう。しかし、それをしていると、人生をムダにする」と強調する。
そんな田村氏に、政治家時代に失敗しながら学んだ、「人と戦わずに最高のパフォーマンスを出す方法」をじっくりと聞いてみた──。

なぜ「アホな人」が増えたのか