【アカデミア】1泊2日の「合宿」を開講。夏学期のゼミも開始

2018/6/2
「学びのコミュニティ」NewsPicksアカデミアでは、今年4月から、少人数・双方向の連続授業「アカデミアゼミ」を開始しました。
開始から2カ月、どのゼミも当初の想定を超えた盛り上がりで、毎回、白熱した議論が交わされています。
NewsPicksCCO・佐々木紀彦ゼミでは、新たなメディアの形を考えます。実際に企画書を書きながら、グループ形式でディスカッションを行なっています(写真:山口晶子)
各回の終了後には、プロフェッサーとゼミ生が一緒になって懇親会を行い、ゼミで語り尽くせなかったことを語ったり、仕事に関する情報交換をするシーンも見られます。
弁護士・水野祐氏のゼミでは、フィンテック、仮想通貨など実際のサービスを例に、「戦略法務」について探求を深めています。終了後の懇親会でも、話は尽きません(写真:大津賀新也)
その中で、さらに密度の濃い体験をするために、「日常から離れた場所で、集中して学びたい」という声を複数いただいていました。そこで、新企画「アカデミア合宿」を開始します。

1泊2日の「動画ブートキャンプ」

「アカデミア合宿」は1泊2日で行われます。第1回のテーマは、ONE MEDIA代表の明石ガクト氏をプロフェッサーに招いた、「動画ブートキャンプ」です。
明石氏はNewsPicksのインタビューで、「動画2.0」時代の到来を提唱。
その時代においては、複雑な撮影機材を扱う既存の映像業界の人よりも、パソコンやiPhoneで撮影や編集を行い、若い感性で勝負する未経験者の方が、活躍すると予見しています。
そして「未経験者でもブートキャンプで鍛えると、やる気次第でゴリゴリ編集できるようになっていきます」と断言しています。
【明石ガクト】動画のサードウェーブがやってきた
そこで「動画ブートキャンプ」では、実際に撮影や編集を行いながら、リアルタイムで明石氏のフィードバックを受け、「動画2.0」時代のコンテンツ制作を体得していきます。
宿泊中には課題も出されますが、その分、得られるものは大きいと思います。動画制作のいろはを学びたい方、ビジネスとして動画の可能性に着目している方など、ご参加をお待ちしています。

ゆうこす、石川善樹氏らが登場

また、好評をいただいている「アカデミアゼミ」も、夏学期(7〜9月開催)の募集を開始いたします。
プロフェッサーは、以下の5名となります。
1人目は、モテクリエーターとして活動する、菅本裕子(ゆうこす)氏。
徹底して各SNSの特徴を研究し、100万人以上のフォロワーを獲得した経験から、広報・PR・マーケティングに役立つSNS運用術をレクチャーします。
2人目は、予防医学研究者の石川善樹氏。
連載「石川善樹のウェルビーイング」で心身の健康について探求している石川氏が、日本人にあったウェルビーイングの形を参加者とともに議論していきます。
3人目は、リンクアンドモチベーション取締役の麻野耕司氏。
組織論のプロの視点から、古今東西の優れた組織の例を引き合いに出しながら、「チームビルディング」の本質について語ります。
4人目は、『破獄』『名もなき毒』など、数々のヒットドラマを手がけてきた、ドラマプロデューサーの橘康仁氏。
神話や過去の文学作品など、古今東西の「ストーリー」の構造をひもときながら、ヒットするストーリーメイキングの法則について考えていきます。
そして5人目は、春学期に引き続き、NewsPicksインフォグラフィック・エディターの櫻田潤が担当します。
今回は、「インフォグラフィック入門」と題して、インフォグラフィックを作る際の考え方について語ります。

「学びのコミュニティ」の意味

最後に、個人的な思いを少し書かせていただきます。
以前、こちらの記事でも触れましたが、私がアカデミアの開始時に理想像として思い描いていた空間は、
・そこに行けば新しい出会いがあるというワクワク感があり、
・一方で「誰か知っている人がいる」という安心感がある
・その上で、もちろんコンテンツとしても面白く、深い学びを得られる
というものでした。
それを実現させるために、数々のイベントに取り組んできたのですが、起爆剤として期待したのが、「アカデミアゼミ」です。
あえて人数を絞り、1つのテーマを学ぶことで、プロフェッサーやゼミ生同士の深いつながりを作りたいという思いがありました。一度のゼミで全員と話せなくても、全部で6回もあれば、必ず新たな出会いも生じます。
ゼミの開始から2カ月が経ち、会場で活気あふれる議論が交わされたり、懇親会が定期的に開かれたり、はたまた「ゼミ生同士で自主的に集まった」といった話を聞くようになりました。
参加者のみなさまのおかげで、少しずつ理想像に近づいているのかもしれません。
しかし、もちろんこれで完成ではありません。みなさまからいただいたご意見を一つひとつ反映させながら、ゼミを(もちろんイベントも)さらに進化させていきたいと考えています。
これからもNewsPicksアカデミアをよろしくお願いいたします。