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コメント
注目のコメント
櫛田節全開。
寄付金については、僕が在学中の頃から東大も注力するようになったものの、彼我では規模感に大きな差があります。
文化的な背景の違いもあるとは言え、大きな差の要因は寮の有無だという話を聞いて、非常に納得したことがあります。
スタンフォードやハーバードでは学生が寝食を共にすることで絆を深めますし、大学側も学生間の交流が進むことを狙って寮の機能をデザインするそうです。
実社会に出ても、同級生だと仕事の話が早いという経験は誰にでもあるでしょうが、それを意図的に仕掛けているのでしょうし、そこで愛校心も芽生えてくるのでしょう。寄付金集めの活動は、在学中から始まっているということですね。
学生の多くが東京出身者で実家暮らしだと、なかなかこうはいきません。在学期間中、特に大学からケアされることもなく、大学へのアタッチメントを感じる機会もないままに卒業し、随分経った後になって突然、付け焼き刃的に「寄付しろ」と言われたところで、そりゃ、「今さらなんで?」と感じてしまうのも無理ありません。
文化云々以前の問題です。スタンフォードの中の人に、その力の根源の「秘密」を語ってもらいました。これが最高に面白かったのです。
グーグルがまだ赤字ベンチャーだったころ、オンライン広告販売というビジネスの「心臓部」を設計したのが、経済学者であるハル・ヴァリアン教授でした。長期休暇をとって、大学からグーグルに働きにきていたのです。
こうした頭脳の「出入り」こそが、スタンフォードを中心にして、シリコンバレーに多くの化学反応を引き起こしている。それをスタンフォード大学で研究者をしている櫛田健児さんが、非常に丁寧に教えてくれました。
ちなみに大学の「寄付金」を集めるアグレッシブさが、大変おもしろく、爆笑してしまいました。OBたちを集めては、遺言に“一筆かいてもらう”という気迫も、また大学を支えるエネルギーの一つなのでしょう。反響が大きければ、ぜひ続編のインタビューの機会を、またお願いしたみたいと思います!