松下幸之助が"掃除の大切さ"を説いたワケ - 整理整頓で得られる経営的な効用
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注目のコメント
これは、誰でもできる仕事を効率的にこなすことが競争力になった昭和の時代の物語。今は、人が考えないようなことを実現したり、誰も気づかなかったことに気づいたりすることが競争力になる時代。だから、整理整頓しきれいにすることで新しい発想ができる人もいれば、山のように積まれたガラクタの中で発想する人もいて、最悪なのは均一のパターンで全従業員を強制すること。そんなこともはや常識だと思っていたけど、まだまだ20世紀発想は根強いんだな。
「自分で掃除をする」というのは実は珍しい文化。うちの子は海外でいくつかの学校に通ったけど、アメリカ系、シンガポール系などいずれも掃除は専門のスタッフがいる。
東南アジアでカフェテリアに行くとだいたい食べたゴミはそのままで、日本みたいに自分で分別して片づけたりしない。マックでゴミの載ったトレイを片付けようとしたらタイの友人に感心されたことがある。
片づけること、奇麗にすることは文化の違いを超えた美徳だと思うので日本人として大事にしたい価値観、習慣だと思う。海外で育ったからと言ってうちの子も掃除ができない子にはしたくない。
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なぜ、自前で掃除をしたほうが効用があるのでしょうか。機械や備品の耐用年数が向上するのは、自分たちで掃除をすると、愛着が湧き、大切に使うようになるからです。その延長で、職場や会社への愛着も高まり、同僚と一緒に掃除をすることで、チームワークも高まり、職場の雰囲気がよくなります。さらに、従業員の清掃する姿に感激して、新たな顧客が増え、売り上げの向上につながることもあります。
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