【決定版】孫正義が設計した、ニッポンの「天才工場」の舞台裏
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「超難関なクイズ番組の優勝者にコンタクトして、孫さんが汐留にあるソフトバンクで面接していた」。
この話を初めてインタビューで聞いた時に、ソフトバンクの創業者である孫正義が、なぜそこまで異才たちに会いたいのか、そしてサポートしたいのか興味を惹かれました。その結果、日本や米国で「天才工場」に集められた子どもたち15人以上にすでにインタビューをしています。
今日から7日間にかけて、プログラマー、ハッカー、語学の天才、サイエンティスト、医者の卵など、性別も年齢も興味分野もまったく違う、孫チルドレンたちのライフストーリーも紹介していきます。
中学校までは「教師になるのが夢だった」という孫さんは、いまどのような才能を開花させたいとおもっているのでしょうか。日本の教育システムのあり方や、新しい時代をつくる起業家たちがどこから生まれるのかを考える上でも、大変おもしろい取材です。真の天才は辺境で生まれる。実は数オリや物理オリも所詮は既存の問題を複雑にしたりエキセントリックに仕立てた問題であり、全く新しい物を生み出す創造性を計るものではない。日本のノーベル賞受賞者もほとんどが地方優良公立高校出身で、灘高や開成などの超進学校出身は野依先生のみ(※)。と、岡村さんに喧嘩を売ってみる(笑)
とはいえ、日本の受験教育のトップをその延長線上の東大理IIIに流すのではなく、孫正義育英財団というアプローチは興味深い。ティールフェローシップのように選出された学生は東大理IIIを強制退学という条件をつけると、天才色がより色濃くなると思う。
【※】日本人ノーベル賞受賞者の出身高校・大学
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3934.html私費で子どもたちの活動をサポートする、交流の場を作るというのはこれからミニマムな形であちこちで広がって行きそうに思います。そのためにはこうしたモデルとなるすごい例が励みになることでしょう。
ここ数十年は教育費というのはあくまでも自分の子を塾に行かせ、私立学校に進学させ、大学の学費を払うためにかなりの額を個々人が負担していましたが、そのやり方はこれからの少子高齢化の時代ではあまりふさわしくないように思います。
今年からより本格的に、我々のNPOでも古民家を使った子育て支援拠点事業を拡充させて行きます。(まさに今日が市役所へのプレゼンの日!)
妻がやっている寺子屋的な学習支援も地元一橋大生などに手伝ってもらっていますが、より闊達な広がりを生めばさらに楽しそうです。
「優秀な子」だけではなく、これからの社会を担う子どもたちを、大人たちが私心なく支える姿勢を示すことがこれからの社会にとって足腰を鍛えこととなると思います