スルガ銀「書類改ざん知りながら融資」 不正巡り調査
日本経済新聞
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注目のコメント
資料改ざんを知っていただけでもアウトですが、
銀行員が利益供与を受けていたとなると、かなり話は変わってきます。
特別背任罪の可能性もあり、徹底的に解明をお願いしたいですね。
引用
さらに、融資実行の見返りに金銭などを販売業者から得る「キックバック」や、業者の接待を自ら受け、または受けた同僚を知っているという回答も複数あったとみられる。書類の改ざんを黙認した融資は、私文書偽造ほう助などの罪になる可能性もある。これまでは借り手責任だけが問題になっていましたが、貸し手責任も出てきました。銀行と施工業者、販売業者との関係を包括的に検証しなければならないと思います。
スルガ銀行の貸出は2017年12月末残が3兆2789億円で2013年3月末比+5236億円増えました。この牽引役はパーソナルローンで2017年12月残は9139億円、2013年3月期比+5103億円増えています。このうち約+1000億円が本件ということになると私は解釈しています。もう少し言えば、2017年12月末の有担保パーソナルローン残高は6415億円で、これは2014年12月末残の4550億円に対して+1865億円増えています。かぼちゃの馬車関連の融資がいつ増えたのかはわかりませんが、この1865億円の増分の半分程度は本件に関わるのではないかと推察されます。
残りのパーソナルローンの中身についても開示が求められるでしょう。単なる過剰融資と思っていましたが、年収の改ざん、さらにはキックバックまでもらっていたとなると、相当重い犯罪レベルのお話になってきました。