[ロンドン 5日 ロイター] - 英紙サンデー・タイムズは5日、米インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が昨年に英高級スーパーマーケットのウェイトローズの買収を目指して同社に非公式に接触していたと報じた。

サンデー・タイムズが関係筋の話として伝えたところによると、傘下にウェイトローズを抱える小売りグループ、ジョン・ルイス・パートナーシップの1人の取締役に、アマゾンの特別プロジェクト担当バイスプレジデントのアジェイ・カバン氏が接触した。

昨年11月に「極めて非公式な」協議が数回行われたが、ジョン・ルイスのチャーリー・メイフィールド会長がさらに協議することを拒んだという。

一方で同紙は、メイフィールド会長はアマゾンから接触があったこと自体を否定しているとも報じた。

メイフィールド氏は「このところ憶測が飛び交っているが、ウェトローズに関してアマゾンから(ジョン・ルイス)パートナーシップ側に接触はなかった」と話した。