【秘伝】講師、作家、早大生。究極の複業家の自己プロデュース力

2018/5/13
「副業2.0」時代は個の力を強化するだけではなく、それをいかに発信するかという自己プロデュース力が問われる時代でもある。
そこへいくと、「スタディサプリ」で社会科7科目を教え、リングアナ、DJ、作家であり、現在、早稲田大学教育学部の現役3年生でもある伊藤賀一氏はセルフ・プロデュースの達人ともいえる存在だ。30万人いる“教え子”からカリスマ的な人気がある。
そんな伊藤氏に自己プロデュースの極意を聞いたが、その方法論は意外なほど地味で実直なものだった。

仕事が仕事を呼ぶ

──伊藤さんは、「スタディサプリ」で一、二を争う人気講師として有名です。最近は大人向けの教養講座も受け持っているそうですが、一体、どれだけクライアントがいるのですか?
伊藤 まず、一番仕事量が多いのはリクルートの「スタディサプリ」で、高校生の日本史、政治経済、倫理、現代社会、さらに中学生の地理、歴史、公民、と社会科7科目を僕1人で担当しています。