「ザッカーバーグは不誠実だ」。ヘイトを放置したフェイスブックの責任
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インフラになっていることの「弱さ・リスク」を感じる記事。
インフラになると、サービス提供者が「提供して、ユーザーの使い方に任せる」では済まない公的な性格を帯びてくる。そしてそれは自社のサービスの制限であったり、対応コストも含まれる。
一般論として、新しい産業のほうが生産性も収益性も高い。でもそれは時間をかけて「生き抜いてきた」企業が、その過程で公的な性格を一定帯びてそこに対応するためのコストをかけているのに対して、新しい産業はまだその時間・プロセスを十分に経験していない場合も少なくない。
これだけ多く使われるようになったITサービス。Facebookだけでなく、様々なところでこれから対応が求められていくと思う。そしてこういったタイプの対応に伴うコストを値上げ対応しようとすれば、それはそれで批判を浴びる。
大きな転換期になっていくと思う。もはや暴動の様相。つまりはFacebookという20億人が住む国の君主であるザッカーバーグに対する国民の怒りが爆発してあちこちで暴動が起きている状態。おりしも今日、国会で喚問を受けるわけですが、おそらく収まらないでしょう。どこが落としどころになるのか。私は辞任は無いと思っていますが、このままでは底なし沼のようにも思います。
個人情報流出やフェイクニュースの拡散をめぐってマーク・ザッカーバーグが米議会の公聴会で証言しますが、ミャンマーのロヒンギャ族に対するヘイトスピーチの拡散にもフェイスブックが利用されています。
数年前までミャンマーのネット環境は整備されていませんでしたが、それがたった3年ほどでネットユーザーがほぼゼロだった状況から一気に1500万人に増えたのは、フェースブックの存在が大きいと聞きます。フェイスブックのアカウントを作れば無料のネットアクセスが得られたとのこと。つまり、ミャンマーのネットユーザーの大多数はフェイスブックユーザーで、 FBの浸透度は極めて高いと言えます。
そんなネット事情からか、同国で少数派のイスラム教徒に対するフェイクニュースやヘイトスピーチが拡散し、ロヒンギャ族に対する迫害につながっているとも指摘されています。