【小泉社長】メルカリの革命。それは「個人」に力を与えることだ

2018/3/27
特集「メルカリ経済圏」の第2回は、小泉文明社長兼CEOのインタビューをお届けする。2017年4月に社長に就任後、あらゆるメディアや会合に顔を出し、社のミッションを伝えてきたメルカリの「顔」は今、何を考えるのか。単なるビジネスモデルにとどまらぬ、壮大な社会実現への思いを聞いた。

メルカリに賭けた意味

──小泉さんが2013年に入社されてから、ここまで成長すると、正直予想できてましたか?
「なるなら、なる」と思っていましたよ。0か100かな、と。
このマーケットプレイスという世界は、「Winner takes all」なんです。一社総取りなんで、取れたらでかいし、取れなければ、2位も10位も100位も一緒みたいな。
僕は、mixiという会社の経営を前にやっていたんですが、SNSも同じでした。当時、本当にいろんなSNSがありましたけど、いろんなサバイバルがあった中で、それを痛烈に感じたんですよ。
そこで、ほとんどの会社が消えていったという事実は、逆にいえば、インターネットのだいご味でもあって、(メルカリに)賭ける意味もそこにありました。
やっぱり、それぐらいすごいサービスじゃないと、作っててワクワクしないので。