自動運転への壁は技術ではない、Mobileyeが基調講演
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自動運転を個々の車の性能向上と捉えるのは不足している.車を含む社会インフラ全体の問題であり,個々の車は1構成要素に過ぎない.具体的には,V2V,V2X通信によって成し遂げられる.CASEやMaaSというキーワードも提唱されているが,車の利便性から語られることが多い.安全性にも目を向けるべきだ.
例えば,人が車道に飛び出した(出そうとしている)とする.車道に飛び出す前から,人の存在を道路や周囲のセンサーが捉える.人が身に着けているデバイスが周囲に存在を知らせる.それら情報は周囲の車でリアルタイムに共有される.車から死角の位置にいる人の存在も車には分かっている.決して人が運転する車では到達できない安全性.それを社会インフラ全体で確保する.これが自動運転の神髄.ほかの車含めて、統合して制御をしていないから、自動運転車だろうと絶対に安全な自動運転車はできない。
そのなかで記事に触れられている点、そしてそのためのたたき台となる計算式ができることは、必要な過程だと思う。MobileyeのRSS(Responsibility Sensitive Safety)モデル、今後注目。
『自動運転車が事故になる確率を示せばよいか。それを示し、人が運転するクルマよりもかなり低いことが分かったとして、社会は納得してくれるのかは分からないとした。それでは、安全対策をこんなにたくさん行いましたと訴えたら、どうだろう。こちらも、なかなか納得してもらえないと思われる。』センサー等で検知できない限り、RSSも有効には働かない。
要はブレーキかけるか方向変えるかという判断なしきい値未満の場合の制御ですよね。
突き詰めると全ての相手側に何らかの電気的な通信技術を持たせる必要がありますね。