日本茶こそ、わが人生。スウェーデンから来た「日本茶伝道師」

2018/3/21

どうしようもないお茶好き

日本のコーヒー消費量は、2013年から右肩上がりで伸びている。その背景には、コーヒーの生産地への配慮、豆の質や淹れ方などすべての工程にこだわる「サードウェーブ」によってもたらされたコーヒーブームがある。
サードウェーブが浸透するなかで、「シングルオリジン」という言葉も広く知れ渡った。
従来、コーヒー豆は大量生産、安価提供のために、産地や品質とは関係なく豆の銘柄ごとに混ぜられて出荷されてきた。
一方のシングルオリジンは、ひとつの産地、ひとつの農園で作られた単一品種を指す。丁寧な仕事をしている産地、生産者にスポットライトを当て、その質に見合った対価で仕入れをするという取り組みが、サードウェーブの始点となった。
なぜ、いきなりコーヒーの話を始めたのかというと、今、同じような流れが日本茶でも起きているからだ。まだ、さざ波程度かもしれないが、確実に変化が起きている。