【吉野彰】リチウムイオン電池の父が描く「電気自動車」の未来

2018/2/18
全てはこの男から始まった──。
1985年、ある日本人研究者によって、リチウムイオン電池が発明された。
スマートフォン、ノートパソコン、デジタルカメラ。今やその技術は、さまざまな電子機器に使用され、数々のイノベーションを“黒子”として支えている。
リチウムイオン電池が、我々の生活を変えたといっても過言ではない。
そして、リチウムイオン電池は今、電気自動車(EV)の動力源として世界のモビリティ業界でも革新を起こそうとしている。
特集「電池ウォーズ」の最終回は、そんなリチウムイオン電池の「生みの親」である、旭化成名誉フェローの吉野彰氏のインタビューをお届けする。
電池界のレジェンドで、「ノーベル化学賞に最も近い男」といわれる吉野氏は、今のEVブームをどう見ているのか。また、吉野氏が描く、モビリティ社会の未来図とは。
10年後の世界を想像しながら、読み進めてみて欲しい。