NY株急反発、567ドル高 2年5カ月ぶり上昇
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今のところCME日経平均先物は2万2200円あたりで、昨日の終値から約600円高。
全体感をみるために①のS&P500のセクターヒートマップを見てみると、素材+3.22%、テクノロジー+2.82%あたりが強く、公益(ユーティリティ)が-1.51%。
一方で個別銘柄を②で見ると、例えばExxonが-1.72%の一方Chevronが+4.05%といった具合に、同業種で似ているような企業でもざっと見てもかなり騰落率の差が大きい。
①http://www.sectorspdr.com/sectorspdr/tools/sector-tracker/components
②https://www.investing.com/indices/us-spx-500-components
ほかの資産クラスについても見ていくと、まず米国債10年利回りは、5日は2.84%→2.71%と下がった(債券価格は上昇、株→債券への資金シフトだろう)が、昨日は2.80%まで戻している。
リスクオン・オフとボラが激しい中では、②をみると金が上がっていない(普通、特に前日のNYのような日は金が上がりがち)。原油先物価格は2月1日の65.8ドルを天井に下落基調で、63.49ドルまで下がっている(③)。
VIXについても見ておくと、2月5日には37までいったが、昨日は29.8まで下がっている(④)。
とはいえ、ざっと見る限り異常なボラは株式市場だけで、株式市場がこれだけ動いている割にはほかの資産クラスへの影響は小さい印象。
これまでの低ボラの楽観市場に冷や水を浴びせた形ではあるが、資産クラスの間で大きな影響が出ている印象は少なく、コンタミネーションが広がっている印象はそんなにはない。同セクターで個別銘柄のスプレッドが異様に広がっていることがが一番気になる(ロングショートで股裂きとかは起こっているかも、一番似ているのはそうすると2007年のクオンツショックか)。
①https://www.bloomberg.com/quote/USGG10YR:IND
②https://www.bloomberg.com/quote/GC1:COM
③https://www.bloomberg.com/quote/CL1:COM
④https://www.bloomberg.co.jp/quote/VIX:IND騒ぎ過ぎ、一昨日のNYダウの下げ幅史上最大といいますが、下げ率はわずか4%台。1987年のブラックマンデーの時は 下げ率22% 当時の下げ幅は500ドル台ですが、そもそものNYダウは 当時2000ドル台で 現在の10分の1以下の水準、現在の下げ幅に換算すれば、5500ドルを超える下げになっている。NYダウは今年 25000ドルから26000ドルまで 立会日わすか6日間で上昇したので この程度の調整はあり得ること。米国の景気はよく、仮に株が、下がれば即座に金利引き上げは停止するハズ。ましてや日本株など PER13倍で 完全なる割安水準、買わない手はない。マスコミとかムードに左右されない事が大事
友人のファンドマネジャーは昨日の大暴落のうちに数年に一度のバーゲンセールといって仕込んでいました。
私は仕事柄株の取引は一切ご法度ですが、やはりプロは違うなあと感じますね。
因みに彼は注意しなければいけないのは株より為替の方とも言っていて、本当の意味で全体の経済の流れを決めるのは株価より為替だという意見でした。
何れにせよ暫くはボラティリティの大きい値動きとなるのでしょうから、素人は様子見、逆に敏腕の投資家やファンドマネジャーにとっては力の見せ所なのでしょうね。