原油から水素製造、日本と協力 サウジアラムコ社長
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注目のコメント
マジか。
既に千代田化工等がブルネイの天然ガスプラントで水蒸気改質によって作った水素を、同社の技術である「SPERA水素」(メチルシクロヘキサン、MCH)にひっつけて運搬するという実証事業があるが、
世界に先駆けて国際間水素サプライチェーン実証事業が本格始動
―2020年にブルネイから水素を海上輸送し、国内供給へ―
2017年7月27日
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100807.html
今度はサウジアラビアが石油から水素を作って、それを日本に運ぶという話らしい。
天然ガス→MCHならまだしも、元々運搬しやすく精製することで付加価値が高くなる石油を、わざわざ運びにくくて副産物が熱くらいしかない水素に変換(しかもメチルシクロヘキサンで運ぶと不純物が残るのでMIRAIなどの燃料電池車では使えない可能性が高い)して運ぶなんて、技術的に正気とは思えないのだが・・・。
国策ってほんと怖い。
追記
"年内にサウジ国内の試験プラント設置に向けた事業化調査で合意を目指しており"
とあるので、詳細は不明ですがサウジ内でプラントを設置して生産するという趣旨であるようです。
副生水素という指摘もありますが、エネルギー的にらそれならまず日本国内からと思いつつ、なるほどサウジ内なら原油が安いということでしょうか。でも、輸送コストが、、、。いや、サウジ国内需要向けか。でも、それならサウジのガソリン価格に勝てない、、、。CO2削減にカウントするにはCCSでもやるんでしょうか。
どうするんでしょうね。何で最も便利で貴重な原油から水素にするのか、全く理解できません😅
水素カスケードを真面目に考えている風にも見えませんし、時流に乗るだけ?
水素の入手法には色々あります。
原子力水素は原子力そのものの是非よりも、反応系や材料問題でやめた方がいいです。
メインのエントリーは、副生水素です。製油所、製鉄所、苛性ソーダ工場から大量に出ます。
本命は、再生エネからの水素です。
ヒマラヤ水系、ロシア、カナダの未利用包蔵水力は膨大です👍
それからパタゴニアの未利用風力。系統線や需要がないので水素にして運搬するしかありませんね😅
そして、次世代太陽電池での水素製造です。東大の中野教授のグループは、宮崎大と組んで、S2H、つまり太陽光水素の世界記録24.4%を誇っています。
研究が進むと期待できます。中野先生は、水素と高濃度二酸化炭素でメタン化する『カーボンリサイクル』にも取り組まれています。
副生水素ならまだしも原油水素に出る幕はありませんねえ😵【水素の可能性】
水から水素を取り出す技術は日本にすでにあるが、
そのコストに対して水素の価格が低すぎるために
いまだに事業化していない。
原油から水素を取り出す取り組みで、コスト面の課題を
クリアできるかがポイント。
水を原油に置き換えて、そこがクリア出来るのであれば、この事業は大化けする。