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注目のコメント
3年目を迎えるNewsPicks大予測シリーズ、ラテンアメリカが初登場です。JETROで中南米を専門的に調査をされてきた竹下幸治郎さんによる寄稿です。主要国を網羅的に、かつ政治情勢にまで幅広く分析した内容です。ラテンアメリカ情勢は、アメリカの外交政策にも深く関わります。保存版。
冒頭の規模比較の表が、シンプルだがイメージを頭に入れるのに分かりやすい!日本とラテンアメリカでGDPは同程度、ASEANやインドは半分程度(中国は日本の倍以上)など、ざっくりの規模感はもっと頭に入れたい。
記事で言及がある、米国の保護主義の影響波及について。
自動車は、元々メキシコからブラジルの輸出が多かったが、ブラジルが輸入枠を設定して、自国への工場進出を促した。そして米国の景気回復も併せて、メキシコは米国への輸出増加に充てていったのがマクロ的な動き。
2017年11月までのマークラインズのデータを見ると、メキシコの生産台数が353万台、うち285万台が輸出に回され、米国向けが75%の215万台。2016年11月までだと生産322万台・輸出255万台・米国向け77%の196万台。
今はまだ数値は減少するどころか増加しているが…トランプ氏が大統領選に勝ってから話題になっていることで、そこからメキシコでの工場建設をやめるなどの動きもあった(ちょっと最近の動きまでチェックしていないが)。
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_prod/productionfig_mexico_2017
https://www.marklines.com/ja/statistics/flash_prod/productionfig_mexico_2016
結構前のPickだが、下記のメキシコ・ブラジルの状況なども併せて。
メキシコ:https://newspicks.com/news/572265
ブラジル:https://newspicks.com/news/570766国の数も多いし、産業構造も全然異なる国もあるから一概に語るのが難しいのが中南米です。ついでに言うと国民性も違います。陽気な国民ばかりではありません。ブラジル人も全員がサッカー好きなわけでもないし、アルゼンチン人がタンゴ踊れるわけでもない。「食」についてもペルーみたいに美食の国もあればX国(あえて名前は伏せますが)のように「材料買って自炊したほうがマシ」な国もある。