インドネシア大手銀に出資 三菱UFJ、将来子会社化
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11月初旬に報じられた買収案件。
ダナモンはインドネシア第6位(時価総額5位、総資産8位)。
2013年にシンガポールDBSが過半数の買収を試み、当局が4割上限を譲らなかったため断念した経緯があります。
持分法での連結になる見通しですが、上記の関係から過半を将来的にコントロールできるかについては、高いハードルがあります。タイのアユタヤ銀行を子会社にしたのに続く東南アジア進出。インドネシアは人口ボーナスが2045年ごろまで継続すると推計されていて、これからの発展が期待されます。縮む日本の銀行としては当然の戦略なのでしょう。そりにしても、ひと昔前と情勢が変わっていることに驚きます。あの微笑みの国のタイが政情不安でカントリーリスクが高まり、以前は訪問した日本の首相をデモ隊が取り囲み、政権交代をめぐって内戦の危険すらあったインドネシアは親日で政情安定の国に変わりました。
基本的に買い手が銀行でないと40%取得はできませんし、ましてや過半数の許可も取得できないと理解しています。MUFGが公式リリースで第三段階まで触れている点について、OJK(現地当局)とどこまで握れているのか興味があります。
http://www.mufg.jp/vcms_lf/news/pressrelease-20171226-001.pdf