米ボーイング、エンブラエルと統合交渉-小型機でエアバスに対抗 (1)
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注目のコメント
これは本当だろうか?もしそうなったら大ニュースです.
ライバルのエアバスはボーイングと対立して苦境に陥っているカナダのボンバルディアの一部を買収すると発表している.
https://newspicks.com/news/269152
一方でボーイングは,ボンバルディアのライバルであるエンブラエルを買収するかというニュース.ブラジル国営から始まった国策会社.世界第3位の旅客機メーカーとしてブラジルに貢献している企業を,ブラジル政府が認めるわけがないと思うのだが.これは大きい動き。AirbusがBombardierのCシリーズ事業を買収合意したこと(①)も影響を与えているだろう。
EmbraerとBomberdierはリージョナルジェット(737/A320よりもう一息小さい、主に80~120席くらいの機種だがCシリーズは100~150席)でのトップ2。Bombardierが経営難に陥って、また米国政府と闘争になったことなども含めて、Airbusが事業買収に至った(①に詳細、また昨日は②にあるがBomberdierに292%の関税を課すことを決めた)。
①https://newspicks.com/news/2563301
②http://s.nikkei.com/2BsSVn8
両社のリリースは下記、中身は協業検討は事実という確認だけ。株価はBoeingが約-1%の一方(アフターマーケットもほとんど変わらない)、Embraerは+22.5%。ちなみにEmbraerの時価総額は約45億ドル。
競争環境という点では、MRJや集約・大規模化が進んでいる航空機部品への影響も今後は気になっていく点。
http://bit.ly/2kyWIF9
<追記>Takahashi Hiroさんのコメントが助かる(有難う御座います!)。航空機は部品数も多く、国策産業。過去の民営化の経緯とかも重要。
ニュースがあったときに英語サイトも見るようにできる限りしているが、こうやって現地報道含めて皆様補足してくださるので、ニュースを多角的に見れます。<追記終>ボーイングはE-190と競合していた737-600をポートフォリオから削り、後継の737MAXシリーズにも対応する枠は用意していない。方やエアバスもA320シリーズに提供しているエンジン換装オプションを最小規模・737-600と同規模のA318には用意しておらず半ば諦め状態なのでリージョナルジェットはボンバルディアとエンブラエル(と三菱。。。)の寡占状態でした。勢力図がかなり変わりそう。