OPECとロシアが減産延長合意、18年末まで
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来年夏頃までは石油増産の見込みはなく、少なくともOPECの減産延長は自明視されていたので、ロシアとの合意も当然のことと考えられる。
GCC諸国の経済成長率は0.3%程度に落ち込んでいるが、第四四半期から少しずつ改善しているようで、来年には3%にまで回復してくるとも言われている。特に、非石油分野の経済成長率は堅調であるが、やはり石油価格の影響が大きい。サウジのように国内に不安定要素を抱える国々にとっては、19年以降に期待を寄せざるを得ないのではないだろうか。かつては、減産で価格が上がれば、その利益はOPEC加盟国で分け合えたのですが、現在は米国シェール産業にも分け前が漏れ出すので、減産の果実が得にくくなったのが頭の痛いところ。果たしてどれだけOPEC諸国の財政改善に貢献するのでしょうか。