ソフバンク、直近評価30%下回る額でウーバー株取得提案-関係者 (1)
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注目のコメント
2週間前にこちらでコメントした通りです。
https://newspicks.com/news/2625867?ref=user_143212
新株取得による出資よりディスカウントした価格での旧株取得は当たり前の交渉事ですが、30%はやや幅が大き目です。もっとも現状の価格に財務状況や相次ぐ経営スキャンダル等を照らして勘案すると妥当という考えもありましょう。
何%分の株主が応じるのか、瀬戸際で色んな当事者が思惑をもってリークしているのでしょう。蛯原さんがコメントされているように、元々こういう二段階のスキームでずっと議論されていて、既存株主からの買取についての価格をどうするかという話。
元々10億ドルの割り当てで用いられる690億ドルのバリュエーションは、去年サウジのPIFから資金調達をしたときのバリュエーション。それから様々な不祥事も報道されているので、むしろ690億ドルというのが「政策的」に決められたバリュエーション。なお、元は450億ドルからオークション方式を検討していたと思う。オークション方式を使うのか分からないが、480億ドルはそういう意味ではそこまで驚きではない水準。
https://newspicks.com/news/2625867
CrunchBaseで見てみると、今回の480億ドルというバリュエーションだと、2015年7月のSeries Fの500億ドルと、2015年2月のSeries Eの400億ドルの間。その意味では、大体の投資家は利益は出る(が、このレベルの利益でいいのかという部分との闘い)。
あと、ここで十分に応募者がいなければ、そもそもソフトバンクによるこのパッケージは破棄となる。そういう意味では30%ディスカウントでも交渉できるソフトバンクの強さというところか。