【岸勇希】3度の「不条理な失敗」が自分を飛躍させた

2017/11/25

失敗しても、致命傷にしない

──岸さんは、仕事を取るためのプレゼンテーションで、8年間無敗という記録を持っています。にもかかわらず、本書には多くの「失敗」に関する記述があります。
 「どうしたらそんなにプレゼンの成功率を上げられるんですか」という質問はよくいただきます。ただ、プレゼンに負けないことと、失敗しないことはそもそも別です。
結論から言うと、僕はめちゃくちゃ失敗をしてきています。だから「あいつは失敗しない」という認識は、心から勘弁してほしい。
それに“失敗をしない”ということを少し正義や美徳だと、思い込みすぎているようにも感じます。それは自分の考え方とそもそも違うので、抵抗する意味も込めて、失敗のエピソードをたくさん盛り込んでいます。