【証言】マックに負けたスターバックスは、なぜ「復活」できたのか

2017/11/23
今や世界で約2万7千店を展開するスターバックス。1971年の創業から飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けて来たかと思いきや、実は2008年にはマイナス成長を経験している。スターバックスはなぜ復活できたのか。2001年からスターバックスコーヒージャパンで店舗デザインを担当する、高島真由・店舗設計部部長に話を聞いた。

全米7100店を閉鎖

──2001年にスターバックスに入社した高島さんは「スタバの歴史」をよくご存知ですよね。
もうすっかり古株ですね。業績的に苦戦した時代も、その後の再生も経験して来ました。
──2008年頃、スターバックスは危機的な状況に追い込まれていました。
そうでしたね。
あまり日本では知られてないのですが、実は2007年から2008年、スターバックスは業績が悪化していました。それまで順調に成長をしていたのですが、2008年の通期決算では、売上高が前年比でマイナスになってしまいました。