【三村明夫】年々深刻化する人手不足。移民は解決策になるのか
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注目のコメント
いい加減、何かにつけて労働力不足に移民政策を割り当てようとすることの危うさを指摘する声はもっと大きくなっていいと思います。
これだけ欧州で移民が問題視され、鉄壁のメルケル政権の牙城も崩されてしまった現状(ひいてはEUの存続をも揺るがす現状)を見るにつけ、移民を万能薬のように語るムードは諸外国からの学びがなさ過ぎると思います。
ゆえに、「ただしこれは「移民を入れよう」ということではありません。「移民の受け入れ」と「外国人材の活用」は分けて考えています。」という部分は首肯できるものです。「移民労働力受け入れ」と「高度人材登用」は厳密に峻別すべきです。
前者に関しては、産出力増強のために旧植民地から労働力を導入した欧州各国の現状を見れば、一度渡った川は戻れないことを認識すべきです。
後者は、三村さん仰る通り居心地のいい国とする必要がありますが、英語環境の整備などはいいのですが、ボトルネックになるのが高所得者への高率課税でしょう。とても素敵だし、共感できる考え方。
中小企業・大企業と分けることは一種の対立を生み出す。双方のエゴを出すことがそれを深めるから、日本経済全体のためになるかというい判断軸はとてもシンプル。それも、『大企業経営者が中小企業からなる商工会議所のトップになって、役割が果たせるか』という質問をされたときに「それもそうだよなあ」と受け止めることができるゆえにできる考え方なのだと思うし、こういう姿勢に自分も近づきたい。
そして移民の受け入れと外国人材の活用が違うという点も本当にそう。
歴史的に移民が少なく、ずっと独立国だったという背景ゆえに、違いに対してイメージがわきにくい。それゆえ他国と比較して議論が進まないのは、個人的には自然だししょうがないと思う。だからといって、そのままでいいとも思わない。
だからこそ、三村さんのような立場にある方がそういった発信をされることの意義も大きいと思う。