軍高官、核攻撃が違法なら従わず 米大統領命令で
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アメリカには戦争権限法と言う法律があり、大統領は独自の軍事行動の権限を持つものの、軍事行動後48時間以内に議会へ報告し、開戦後60日以内に議会の承認を得る必要があります。
問題は大統領がフリーハンドを持っている60日間の軍事行動に核による先制攻撃が含まれているか否かで、実はこのことは現在法制上明確になっておらず、先日の上院外交委員会でも大きな論議になっていました。
ハイデン大将の発言はこうした文脈の上のことです。
軍が最高指揮官である大統領に従うのは当然とはいえ、同時に意見具申の権利もあり、こうした発言も必ずしも軍事の基本原則である指揮権統一の原則に外れるわけではありません。
とはいえ、こうした発言が表立って伝えられること自体、アメリカの分裂を如実に示していることであることには違いありません。