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コメント
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「既存のテレビではできなかったけど、みんなが見たかったこと」を言語化、一般化してとらまえようとしている。
テレビは、つけたら一方的に発信されるものだから、表現にストップがかかる。アベマTVはそうではなくて、自分から取りに行くコンテンツだから、今んとこ規制されない表現を開拓している。
でも、それはアプリで、マルチチャンネルで、アクティブユーザーも少ないからで、極まってキャズムを超えてしまったら同じなのではないでしょうかね。
アベマTVは、テレビよりインタラクティブな機能を実装しやすいけど、視聴体験そのものを変えようという気はないんだろうな。
注目のコメント
筆者です。これまでジャニーズ事務所の「鉄の掟」によって、インターネットもSNSとも無縁だったSMAPの元メンバー3人組が、今週、初めてインターネットテレビの「アベマTV」で72時間の生放送に出演します。その仕掛け人であるサイバーエージェントの藤田晋社長に独占インタビューをしました。
とにかく、仕事時間の90%以上をアベマTVに注いでいるといわれている、藤田さんのトークがとても面白い。テレビ業界にまつわる「忖度文化」から、地上波ではリスクがあって実現できない企画案まで、つまらなくなる一方のテレビを超えていく可能性を強く感じました。
ちなみに藤田さんが最もお気に入りだというバラエティ「全日本パリピ飲み選手権」は、あまりの馬鹿馬鹿しさと、その真剣さに、締め切り前にもかかわらず見入ってしまいました。。。。表現が自由だからか、司会役のロンドンブーツの田村淳が、すごく楽しそうでした(笑)。表現者がネットは楽しい!と本気で思ったら、おそらく業界はかわるでしょう。いやーすごいですねー、藤田さんのリスクある大胆なことをいつも仕掛けてくる姿勢が私は大好きです。また、この記事にはいくつか意味がある気がします。(藤田さんは意味のない取材を、これまで全くと言ってよいほど受けていないので妄想してみる)
1. AbemaTVはこれからも忖度無視するからよろしく。という、先んじた謝罪的な意味。
2. 企画力は負けないよという宣戦布告、そして小さな流行を確実に作り始めている自信、自負。社員にも誇りを持たせる。
3. それをNPの読者、まだAbemaTV見てないだろう層に向けてあえて発信。味方作り。
4. IR。ちょうど決算でも200億円突っ込んでるのに、営利出してるという発表をして市場を驚かせていましたが、まだまだ戦力寄せるよ。というアピール。
5. これが一番重要。テレビ朝日をジャニーズ他から守り孤立させないという目的。(一切知らなかったと筋を通している)
※余談だが、経営者がリスクをとる時に一番嫌なカウンターパンチは、関係のないところに反撃されることである。今回で言うと、テレビ朝日が何か被害を受けること。なので、「知らなかった」と言えるのが強いし、事実、本当に隠して進めていたように思う。
これからがますます楽しみになる、素晴らしい取材でした。NP編集チーム様には、Smap3名のサプライズ登場に期待したいですが。笑面白い!特に最後の部分、「一発当てる」のではなく、長い時間かけて積み上げて行こうという姿勢がとても好きです。ネットフリックスも過去30年にわたる地道な積み上げでここまで来ました。
かねてから、日本のテレビと芸能事務所の閉鎖性は、日本のテクノロジー業界の成長阻害要因になっていると言い続けて来ました。データ容量が大きく、まとまった売上が見込めるビデオが、新しいビジネスモデルの成長サイクルにはいらないと、映像ソフトやインフラ技術を作る人達へのお金も回らず、拡大再生産ができません。大げさにいえば、日本の国際競争力の足を引っ張っていると思っていますので、なんとかここで蟻の一穴があいてほしいです。応援しています。