ツイッター：売上高とユーザー数が７－９月に拡大、再生の兆し示す

(Bloomberg) -- 米ツイッターは７－９月（第３四半期）の売上高と月間ユーザー数が市場予想を上回った。新規ユーザーと広告主の獲得に苦戦してきた同社に、再生の兆しが表れた。発表を受け、株価は上昇している。

ツイッターの26日発表によると、７－９月の月間アクティブユーザー数は４％増の３億3000万人。１日一回以上利用するユーザー数は14％増え、４四半期連続で２桁の伸びを達成した。

７－９月の純損益は2110万ドルの赤字（１株当たり３セントの赤字）と、赤字幅が縮小。一部費用を除く利益は１株当たり10セントで、アナリスト予想の７セントを上回った。売上高は4.3％減の５億8960万ドルとなったものの、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の５億8750万ドルを超えた。

ツイッターによると、予想を上回る売上高は動画広告やデータ・ライセンスのプラットフォームがけん引した。

原題：Twitter Shows Signs of Life With Renewed Sales and User Growth（抜粋）

: ロンドン 鈴木克依 [e-mail].

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コメント

注目のコメント

• Kato Jun

  ユーザベース SPEEDAアナリスト

  ・2017年10月27日

  株価は+18.49%と大きく反発し20ドル超となり、過去1年での高値水準に戻った。
  ・全体としてMAUは約3.3億人（米国0.7億人、米国外2.6億人）、売上5.9億ドル、時価総額約150億ドル。LINEと比較してみると、主要4か国MAU1.7億人（日本0.7億人、日本以外1.0億人）、売上425億円、時価総額約1.1兆円。
  
  以下もう少し資料ベースで詳細に。下記が会社プレゼン（①）、及びリリース（②）。
  ・スライド4・5：MAUは米国・米国外ともにYoY+4%だが、DAUは全体で+14%と伸びている（おそらく米国外が主因）
  ・スライド7・8：課金は不調。特に広告がYoY-8%。米国がYoY-18%、米国外は+7%。米国で負け組なのが明白。
  ・スライド12：純損失ではあるのだが、今四半期も過去も株式報酬コストがかなりの要因。②の20ページにCF計算書があるが、FCFはプラスではある。とはいえ、株式報酬で従業員を誘引しており、そこも実質的なな費用ではあるので、米国外でどれだけ活路を見出しながら、米国の縮小を抑えられるか、といったところか。
  ①http://bit.ly/2y7FSG6
  ②http://bit.ly/2y7k6SQ
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• 八田 浩

  株式会社ロケットスター 取締役　共同創業者

  ・2017年10月27日

  "売上高は4.3％減の５億8960万ドルとなった"
  タイトルの訳が紛らわしい。売上高のアナリスト予想を上回ったものの前年より4%売上は落ちてます。