[東京 25日 ロイター] - ファナック<6954.T>は25日、2018年3月期業績予想を上方修正した。FA(工場の自動化)やロボット、小型切削加工機などのロボマシンが好調に推移していることを反映させた。上方修正は7月に続いて2回目。

売上高予想は前年比29.1%増の6930億円(従来予想6114億円)に、営業利益予想は同36.5%増の2091億円(同1698億円)に、当期利益予想は同29.1%増の1649億円(同1315億円)に、それぞれ引き上げた。

営業利益予想はアナリスト24人の予測平均値1929億円を上回る。

2017年4─9月期の売上高は前年比35.2%増の3476億円、営業利益は同37.0%増の1073億円、当期利益は同42.5%増の857億円だった。

部門別の売上高は、FAが前年比25.6%増の1053億円、ロボットが同24.4%増の1097億円、ロボマシンが同89.9%増の900億円。

下期の想定為替レートは1ドル105円(7月─3月予想は100円)、1ユーロ125円(同115円)で、それぞれ円安方向に見直した。

(志田義寧)