IPO市場活況 初値、9割が公開価格超え
日本経済新聞
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日証協の米国系証券の代表理事を務めていた90年代初めIPOの改善策として米国でのブックビルディング方式の提案を行いました。その後1996年夏に独立を契機に理事も退任させて頂きましたが、結論から言ってブックビルディング方式は全く根付いていない。公募価格の数倍の初値が恰もIPOの成功のような印象を与えていますが全くの誤りです。公募で買った顧客がフリーで利益を上げられる公募IPOのどこがリスク引き受け業務でしょうか。投資家も安易に利益を上げられる「棚ぼた」投資で投資家として成長しない。結果は単なる初値天井のお祭り騒ぎ。初値は公募価格とほぼ同水準で生まれることがIPOの成功です。「仏作って魂入らず。」が多すぎます。
スモールIPO中心であり米国並みとは行かないまでも、ヤフー/楽天/DeNAクラスの新星登場が待ち望まれるところ。
Fintech関連も同様で、私らネット証券黎明期のIPOでも軒並み時価総額1000億円超。優秀な起業家も増えてきており、外部環境も良くなって来てるだけに期待大。初値が高くなり過ぎると、翌日以降、「プレカラ」や「ハイカラ」の餌食になるだけ。投機としては非常にいいサービスだとは思うけどね。
まともに投資するなら、新規上場して半年間は「浦島太郎の玉手箱」だと思って、見ない、触らない。蓋を開けてみて、そこまで上場後に綺麗に下がっているか、公開価格からあまり動いていない銘柄にチャンスあり。