米アップル、次期iPhoneめぐる「一大」情報漏洩に悩む
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今から7年以上前、私はソフトバンクで、iPhone事業の責任者として、iPhone4のローンチを担当した。その前のモデルのiPhone3GSのローンチは前任者の担当だったため、私にとってiPhoneのローンチは初めての経験だった。
その際に驚いたのが、とにかくAppleの情報管理の徹底ぶりだ。AppleではWWDCが最新作の発表の場であることは周知だろうが、日本で唯一のiPhone取扱キャリアの事業責任者ですら、それまでスペックはおろか筐体の一部すら窺い知ることはできない。
だから、WWDCの際は大変だ。ソフトバンク社長である孫さんは会場の最前列に陣取ってご満悦の中、私たちは一般客に紛れて、一字一句を聞き逃さないように、発表の内容をPCでメモり、メールで日本の技術陣などに送付。ほとんど、メディア記者の状態。おかげで、WWDC会場のモスコーンセンターのネットワークに入れないのも度々で、細い3G回線にイライラすることもあった。
iPhone4はスティーブ・ジョブズ最後のiPhoneで、その筐体デザインは3GSまでから完全刷新し、両面をガラスで挟み、ステンレスで囲むという高級感溢れるスリークなデザインだった。デモ機に触ろうと群がる人々のそのデザインに対する興奮の声を今でも覚えている。
コモディティ化が進むモバイル端末の市場において、ブランドとしての価値を守るというAppleの姿勢は極めて重要だが、最近のリーク記事を見るにつけ、意図的かと疑うほどだ。確実にジョブズ時代からは変わってしまった。iPhone関連の記事がアクセス稼げる(=カネになる)んだから止まらないと思うな。
ニュースサイトも妄想ばっかり記事にしててもしょうがないから、信憑性の高そうなリーク情報はカネ払ってでも確保しにいくんでしょう。きっと。(あくまで私の妄想ですが)
海外のパパラッチとか日本の週刊誌もそうだけど、グレーな方法で入手した情報がカネになる仕組みが崩れない限り、情報リークは止まらない。むしろジョブズ時代に完全に情報コントロールできていたことに驚く。今は情報がだだ漏れw >米アップル、次期iPhoneめぐる「一大」情報漏洩に悩む