これはバブルか、過小評価か。沸騰するビットコインの「正体」
NewsPicks編集部
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2年前、日本ではMt.GOX事件の悪評もあり、ネガティヴに見られていたビットコインが日本で盛り上がるためにはFXとトークンエコノミーがカギになると言っていました。実際日本人がFX取引を通じてかなりの取引シェアを握るようになりましたし、ICOが近年盛り上がって来てます。まだまだこれからです。
NewsPicksでビットコイン特集を始めます。もともとは2008年11月に、正体不明の「サトシ・ナカモト」なる開発者が発表した論文が、8年半の時を経て、ピーク時には10兆円ちかい仮想通貨の経済圏を生みだしました。2017年にはいって、約4倍の価格に跳ね上がっています。
ところが、このビットコイン、理解するのがとても難しいのです。そのシステムを支えるブロックチェーンや暗号などの「技術」、ビットコインでどのような世界を目指すのかという「思想」、そして国ごとのルールなど「法律や規制」などが、ごちゃごちゃに絡まることが原因でしょう。
分かるようで、分からない、ビットコインを、最先端の現場にいる人たちのお力をかしてもらい、解説記事として仕立てていきます。いまやテクノロジー好きの人や、投資にさとい人だけじゃなく、世界の政府までが仮想通貨の発行を検討するような時代です。ビットコインを学ぶことは、テクノロジーがどのように社会を変えていくのか、壮大な実験に学ぶことにもなるでしょう。本当に「未来の貨幣」を志向する存在であれば、「バブルか否か」が論点ではなく、決済や価値尺度、保蔵といった側面での議論が真摯に交わされるべき筋合いにあるかと思います。現時点では、その次元からはかなり遠いという印象であります。