【完全解説】正念場のウーバー。危機の全容と5つの課題

2017/8/29

Uberの軌跡

創業から現在まで、ユニコーンの筆頭として君臨し続けてきたUber。
2009年の創業から、様々な批判や壁をなかば強引に突き破り、政府や企業との衝突も辞さないやり方で世界を席巻してきた。
しかし、今年に入り、Uberへの批判と不満の声が爆発した。
発端は2月に投稿されたUber社内でのセクハラを告発する、元Uber社員の女性のブログである。このブログを端にして、セクハラやパワハラ、これまでUber社内に隠されていた様々な負の面が明かされ、トラビス・カラニックがUberドライバーに悪態をつく動画が公開されるなど、Uberの企業イメージは地に落ちた。
この半年でUberに起こった変化、トラビス・カラニックがCEO辞任に至った経緯、そして、新CEOの決め手となった内紛まで、今回の騒動の発端から、新CEO指名までを解説する。