[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、国防総省のサイバー軍を統合軍(UCC)に格上げすると発表した。声明で明らかにしたもの。

サイバー軍はこれまで、UCCの一つである戦略軍の傘下に置かれてきた。今回の格上げにより、サイバー軍は戦略軍や太平洋軍など9つのUCCと肩を並べることになる。組織変更にかかる期間は不明。

関係者らによると、新サイバー軍のトップには統合参謀事務局長を務めるウィリアム・メイビル陸軍中将が有力候補と目されている。

トランプ氏はまた、サイバー軍を国家安全保障局(NSA)から分離することを国防総省が検討しているとした。NSAは情報収集に主眼を置いているため、敵のサイバー活動の監視に軸足を置いている。これに対し、サイバー軍はサイバー攻撃を阻止し、命令があれば反撃することが主要な責務となっている。

*内容を追加して再送します。