話題の「ビットコイン建て社債」で安全な資金調達はできるか?
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注目のコメント
フィスコが起債した時点のPick(①)でMisumiさんが指摘されていた点。
調達サイドと負債サイドについて、通貨を一致させることでリスクを相殺するというのは財務で必須の検討事項。現地生産現地消費ができていて、資金も現地調達していればやりやすい。あと、仕入れがドルベースで行われることもあるので、米国生産でなくてもドル変動には中立ということも少なくない。それが記事で指摘されているビットコイン建てのビジネスが成立する世界。でもそうでなければ調達サイドだけビットコインを使うことは、為替リスクをプラスにもマイナスにも受けるだけになる。
こういう経済システム自体に組み込まれている形になっているから、特にドルへの信頼度が維持されている。決済通貨としての価値というのが端的に現れている事例(②で似たようなことをコメントした)。
①https://newspicks.com/news/2434290
②https://newspicks.com/news/2397301ビットコイン建て社債は今のところ日本では本稿にあるように「業界イメージを変えるためのアドバルーン」程度にしか捉えられないというのが大勢的な見方ではないでしょうか。もっとも自国通貨の信認が極めて脆弱な国・地域であれば相対的に安全な資金調達手段として多少は可能性を感じられるかもしれませんが。
ビットコインの"価格"が高騰してるとかうんぬんは、法定通貨の価値との比較をして出てくる話。
今まで常にビットコインは法定通貨の価値と比較されてきて、今回の社債の話でわかるように未来の償還時でも比較されてる。
こういう比較がされなくなって高騰とか下落とか言われなくなる時、ビットコインは通貨としての一般性を確立したといえるんだろうけど、結局法定通貨への信用は根強いのでそういう時が来るか期待はしにくい、とくに金融市場が確立された国では。
通貨危機ち陥りかけてる国ではいいのかも。