EV時代へ賭けた「敗者」 ゴーン氏「HV投資はムダ」
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「電気がエコだ」という主張が欺瞞に満ちている(電気を生むために火力使いまくってる)のはさすがにバレはじめている中、政治的な力でガソリンとハイブリッドを駆逐すべく電気自動車に舵を切ったヨーロッパ。トヨタに支配されまくるハイブリッドを捨てて電気に舵を切る日産とエンジンという心臓部で技術蓄積のない中国。利害が一致しますね。
トヨタはHVやFCVで本当に世界を席巻できると考えたのだろうか。内燃機関の自動車の頂点に立つメーカーとして、系列部品メーカーの変化の対応、産業構造の変化、瓦解に向かう過渡期として、HVやFCVという緩衝材を作った、と見る事もできる。
冷静に考えれば、わずか5分の給油で500キロ走れる利便性をそう簡単に消費者が手放すとは思えないし、その利便性で作られた産業構造やインフラ、ガソリンスタンドやディーラー網というネットワークはすぐには崩壊しない。まだ時間はある。
問題は新しい車社会に向けて、ガソリン車を前提にした未来はもう描けないので、例えばガソリン車の部品なら、「漏れる」「爆発する」と言ったリスクを防ぐ高品質で高い耐久性のある部品はもう生き残れないので、EV時代にどう生き残るか、大胆なチェンジが問われるのだと思う。
そう考えると、チャレンジする伸びしろ、変化への恐怖感の無さ、というところが鍵になるのではないか。 見方を変えると、HVやFCVにチャレンした完成車メーカーや部品メーカーの方が、変わり身と新しい仕組みへの対応は早いかも知れない。
「えっ、あのガソリン車の部品メーカーがこれやるの!」というあっと驚く業態転換や新製品、新技術がわんさか出てきそうな気がする。EVでも「走る、曲がる、止まる」という車の基本性能は問われるし、タイヤやガラスは自動運転になっても必要でしょう。エンジンもタンクもバルブも要らないプラモデルみたいな車、運転席もハンドルもない車になっで求められる部品はなんだろう、と柔らか頭で考えたいね!