インターネットの代名詞だった米ヤフー、どこでつまずいたのか
コメント
注目のコメント
ここに書いてないが最も重要な理由は、創業者が早々にCEOを辞めている事です。
テックメジャーのGAFAもMSもアリババ、テンセントも、例外なく全社とも創業者がCEOとして長く経営にあたっていますが、ヤフーはほぼ創業してすぐにVCがアポイントしたプロ経営者がCEOとなり、その後数年おきにコロコロ変わっています。
テック産業は足が早くなおさらですが全ての産業とも新規企業は創業者が経営をリードする事が鉄則です。
この記事に書いてあるその他全ての理由はもっともらしいが、他のテックメジャーだって同じような沢山の戦略ミスをおかしています。一番は、検索でディレクトリ型に拘ったこと(ロボット型の軽視)だと思う。Yahoo全盛の時に、Alta Vistaなどロボット型の精度は低く、自分も2000年くらいまではヤフーを使っていた。ただGoogleは最初に使った瞬間に、検索は二度とヤフーを使わなくなった。
Yahoo全盛のころは、まだウェブページも少なくアップデート頻度も少ない、よりスタティックな時代だったと思う。自分の興味があるサイトへの導線としてディレクトリが機能しており、それでよいページにはブックマークといった形だった。
でも、ウェブページの数、アップデートの頻度ともに増加の一途。ピンポイントに欲しい情報にたどり着くにはディレクトリ型は不適切になっていた。97年に100万ドル、2002年に数十億ドルで買う機会があったが、それを逸した(①、②)。
企業買収の機能強化の結果として「何だかよくわからない」となったのは結果論だと思う。GoogleもFacebookも買収をしている(その統治の仕方としてFacebookのWhatsapp/Instaは取り込むGoogleとは違うが…③)。
①http://on.wsj.com/2v4ltwW
②http://www.gizmodo.jp/2015/12/yahoos_7mistakes.html
③https://newspicks.com/news/2409534?ref=user_100438