NHKの複数カメラにせん光のような映像
NHKニュース
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ある意味北朝鮮の核ミサイル開発が目に見える脅威になったという象徴的な映像かもしれませんね。
今回のミサイルは最大射高3724.9キロで、飛行時間47分12秒、飛行距離998キロとのことで、ここから推定される最大射程は1万キロ以上。
単純に射程だけ考えれば、アメリカ西海岸全域が射程内に入る距離ですが、地球の自転の影響を考えると中西部、更に弾頭を軽くすることで、ニューヨークやワシントンDCも射程に収まります。
今回の成功によってアメリカ全土は完全に北朝鮮ミサイルの射程内に入ったと言って過言ではないと思われます。
今回は夜間ということで映像が公開されていないので、詳細がわからないのですが、火星14型の第2段ロケットの推力を上げたタイプ(完成型?)と推定されます。
尚火星14型は液体燃料式二段ロケットですが、北朝鮮は旧ソ連のR250と思われるロケットモーターを使った固体燃料式三段ミサイルも開発中の様です。
旧ソ連のR250ロケットの実用化に成功すれば、数トンクラスのペイロードが可能になるので、北朝鮮は弾頭の小型化を必要とせずとも核をミサイルに搭載できます。
又もし小型化に成功していれば、次は多弾頭核ミサイルへと進化していくことでしょう。
そうなれば、迎撃ミサイルでも簡単には撃ち落とすことができません。
最近の、北朝鮮ミサイルの技術的進歩は、あらゆる専門家の推定を大きく超えています。
もはや北朝鮮のミサイルは、外交的メッセージを送るための旧式ミサイルを使った政治的花火ではありません。
一発一発が確実に技術的進歩につながる確実な実験であり、戦争へのカウントダウンだということを、私たちは認識する必要があると思うのです。